お客さん感覚やイイとこどりな家事や育児から進化する鍵となるのは、ずばりパパスイッチ!「おらはパパだ!」とスイッチが入ったパパ達に共通するのは、主体的か、自分事として捉えているか、ママと一緒にチーム夫婦になる覚悟があるかといったところでしょうか。スイッチの入り方はパパの数だけありそうですが、大きく分けると自分で気づいたか、ママの地雷を踏んだか(笑)いずれにしても、パパ達はママ達と違い、つわりや出産、授乳など体感を伴わなかったり、○○教室などパパ向けの教育機会が少なかったりするのでスイッチが入りづらい傾向があるのも事実。だからこそ、聴診器で鼓動を聞く、ママに寄り添う、名前を考える、出産に立ち会う、赤ちゃんの香りを嗅ぐ抱っこする、ごはんをつくる、お風呂に入れる、丸1日過ごすなど主体的に関わりながらパパスイッチを入れていく必要がありそうです。「育児(意気地)なし」は論外、家事もかじった程度じゃ身に付かない。でも、大丈夫!進化のチャンスは毎日ありますよね。ライバルは隣のパパじゃなくて、昨日のパパ(自分)なのです。
そんなこと言ってもなぁというパパにオススメなのは、自分の好きなことや得意なことを活かした関わり方。負担感が少なくて、スイッチも入りやすいし入ってからが早い。家電好きなら夫婦時間や家族時間を創り出すための家電選び、料理好きならママや子どもを支えるための産前産後料理や離乳食づくりもいいですね。ただし、過剰スペック、のめり込み過ぎにはご注意を(笑)ママの思いや大切にしていること、何のために?をお忘れなく。
東北中、いや日本中どこにだって初めから何でもできるパパなんていません。ママ達だって試行錯誤を繰り返しながらママになっていくし、子ども達だって、寝返り→はいはい、おすわり→つかまり立ち→よちよち歩きとできることが増えていくから、見える世界が広がり好奇心が湧き、もっとやってみたいと動きながら成長していく。だから、パパ達も最初から立派じゃなくても、カッコ悪くたっていいと思うんです。まずは、パパ一年生を受け入れた時に、見える世界や気づく世界が変わってくるのかもしれませんね。スイッチを押したパパ達も、一回押して終わりじゃないですよ~入園入学、弟や妹の誕生、ママの職場復帰、思春期など子どもの成長段階や家族の状況に応じてパパの役割が変化していくので、新たなスイッチを押したりバージョンを切り替えたりしながら進化し続けるパパでありたいですね。人生を色鮮やかに、そして豊かにしてくれるパパスイッチを通してますますハッピーな人生を♪
パパスイッチを通してますますハッピーな人生を
2018.11.26
執筆者高橋寛光