後藤家の朝ごはんは、ほぼ僕の担当。ですが、前日のカレーの日だってありますし、目玉焼きと冷食程度の日だってあります。ですがその程度でも、2歳半の次女が「パパ~(泣)」とまとわりつきだすと、あっという間に滞ります。しかも冬場は雪かきも…。

そうしているうちに、長女を起こし、ご飯、着替え~としているうちにあっという間に学校へ送迎する時間(学区外なので)。

そんな朝は、緊急度の高いミッションを全て時間内にこなすという目まぐるしさ。何か一つ段取りを間違えると、誰かの遅刻…なんて事になりかねない緊張感との戦いです。

因みにママは看護師。核家族の後藤家では、ママの夜勤の際は僕のワンオペになります。でもそんな日に限って、子ども達が「お風呂入りたくな~い」と言い出すことも。怒鳴って入れるのは簡単ですが、それでは世間を騒がせているパワハラと変わりがありません。

ですので「どうしたら楽しくお風呂に入れるのか」を考え、色々と逆算して諸々用意しつつ、どんな言葉をかけて子どもたちを引っ張っていくのかを重視します。家族が笑顔になれなければ意味がないですからね。

そんな毎日を送っていると、優先度を自然に意識し、段取りを組む癖がつきます。すると、仕事の場でも「優先度・緊急度」を軸に、最短距離で最大の成果を出すために動くようになります。昨年の年間残業をゼロに出来たり、県内34社の企業のイクボス合同宣言を形と出来たのは、こうしたロジックを備えて仕事に向かうことが出来たからです。

労働人口がどんどん減る昨今、ビジネスの場では、本質的な目的の達成に向け、限られた人数で成果を出すことが求められています。このため、優先度を意識し、段取りを組んで仕事をこなす視点が必要なのは言うまでもありません。それを子どもとの生活が教えてくれました。パパの主体的な家事育児参画は、仕事との相乗効果も生むんです。

勿論、それ以外にも地域との関わり、夫婦関係、防災等色々な面でメリットがあります。でもそれはまたの機会に…ということで。