私の父親としての変化は段階的だったと思います。実は2番目の子供までは仕事の忙しさもあり、子育てはほぼ妻任せでした。宮城県に単身赴任していた時に東日本大震災が起こり、山形の家族となかなか連絡が取れず、家族と一緒に過ごす時間の大切さを痛感。山形に戻り、2012年に3番目の子が産まれてから、我が家はますます子ども中心の生活スタイルになりました。にぎやかな毎日の中で家事と子育てに追われ、時間にも心にも余裕がなくなった妻。その様子を見て「負担を共有しなければ」と、少しずつ家事や育児を増やしていった感じです。
その中で、「スタートは遅れたけど、父親としてもっとできることがあるんじゃないか?父親ならではの子育ての悩みや思いを話し合える場が作れないか」と思うようになりました。
2013年3月に建国した「やまがたイグメン共和国」では、同じ思いを持つパパたちが集まり、基本方針である“やまがたイグメン5か条”をまとめました。
1.子どもの笑顔を作ろう
2.妻との会話をふやしてツボを知ろう
3.職場でもっと家族の話をしよう
4.勇気を出して地域に一歩ふみ出してみよう
5.子育ては期間限定の育自時間
家事や育児に積極的なパパというと、最初からそういう感覚を持っている人ばかりではないと思います。父親同士で話し合うことで、自分にない視点や考え方に触れ、他の家庭の子育てを知ることで多くの気づきがありますよ。
【参考】
■やまがたイグメン共和国の主な活動は、以下をご覧ください。
「やまがたイクメン応援サイト」http://ymsc-ikumen.net/
「夫婦円満都市プロジェクトin山形市」https://lidea.today/projects/enman/1084
スタートは遅れたけど、父親としてもっとできることがあるんじゃないか?
2018.11.27
執筆者五十嵐健裕