キラリと光るキラっ人さん
キラっ人さん応援企業・団体紹介
長期休暇など充実した制度のもとで、男女の差なく能力のある社員に平等なチャンスを!
- 福島キヤノン株式会社
今回お話をうかがった方
人事施設部 副部長
阿部 政浩(あべ まさひろ)さん
くるみんマーク3回目の取得
キヤノン初代社長である御手洗毅(みたらい たけし)は医師でもあり、半世紀以上も前から「健康」の大切さを社員に唱えていました。業績向上の基盤は社員の健康であり、そのためには家庭を大事にしてほしいと、現在の「ワーク・ライフ・バランス」につながる「家族主義」をキヤノングループの企業風土に根付かせてきました。
全社員に対する女性の割合は約3割で、業種柄決して多くはありませんが、育休取得や短時間勤務が定着していて、結婚や出産・育児を理由に退職する人はほとんどいません。子どもが満3歳に達するまで利用できる育児休業制度や小学校3年生修了まで勤務時間を短縮できる制度など、独自の制度を充実させてきたことにより、福島キヤノンは「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣が認定する「くるみんマーク」を2010年以降3回取得しています。これは県内の企業では初めてのことです。子育てと仕事を両立しながら、女性もさまざまな部署で能力を発揮しています。
充実した休暇制度の導入
女性のモチベーションを高める
当社の女性活躍推進は「制度の充実」「管理職の意識改革」「女性自身の意識改革」の3つの方向から考えています。1つ目の「制度の充実」は着実に進んでいます。2つ目の「管理職の意識改革」は、外部講師による講演会やDVD視聴などを通し、管理職が「ワーク・ライフ・バランス」や「ダイバーシティマネジメント」について学ぶ機会を設けてきました。これは今後も継続して実施していく予定です。
そして「管理職の意識改革」と並行して進めていることが、3つ目の「女性の意識改革」です。能力のある人が公平に登用機会のある「実力主義」が根付いている当社では、女性だから、男性だからという性別による業務や昇進の区分けはされていません。そのような中で、女性自身が「ステップアップしたい」と自ら望んで結果的に管理職が増えるような施策が必要です。若い女性社員も増えてきていますので、まずは管理職候補である中堅層の女性を増やすことに重点を置いて、これからもすべての社員がよりよい仕事ができる環境整備を進めていきます。(2016年2月取材)
基本情報
- 事業内容
- インクジェット技術、生産技術、ソフトウェア評価
- 企業名
- 福島キヤノン株式会社
- 創業
- 1969年
- 所在地
- 福島県福島市佐倉下字二本榎2番地
- TEL
- 024-593-2111
- 代表者
- 代表取締役社長 相馬 克良
- 従業員数
- 1705名(2016年3月現在)