夫と３歳になる長男、１歳になる長女と４人暮らしです。実は取材を受ける少し前まで、長男が体調を崩して５日間入院していましたが、夫と母、義父が交替で仕事を休んで看てくれるなど、育児にも協力してもらっています。看護師になることは、子どもの頃からの夢でした。寿泉堂綜合病院が私のかかりつけだったので就職先も迷いませんでした。働きはじめて６年になります。最初は、療養型病院勤務をし、現在は、小児科・呼吸器科・婦人科をメインとする病棟の看護師として働いています。私の職場は、年齢層も若くてプライベートでも仲良し。いつもアットホームな雰囲気が漂っています。そんな職場の雰囲気や看護師の仕事が好きということに加え、同期と一緒に高みを目指したいという気持ちもあって結婚、出産後も仕事を続けています。

　長男を出産したときも長女を出産したときも産休と合わせ1年間の育休を取りました。職場復帰にあたっては、どんな形で働きたいか看護部長と事前に面談で相談できるので安心です。面談は、生後５カ月を過ぎた頃から始まり、子どもと一緒に看護部長を訪ねます。１回で終わる人もいますが、私は、夫が仕事の関係で帰宅が遅く夜勤ができないこともあり、複数回面談をして一緒に調和の取れた働き方を考えました。
　今は、時短勤務フレックスを使っています。基本的に勤務は日勤のみ。平日の午前8時45分から午後3時35分まで。例外的に、日付指定で家族の協力を得られる日にかぎり、土曜日の午前8時45分から午後9時20分まで働く、土曜日の長日勤があります。日曜日は、家族４人でお休みできるので満足しています。昨年からスタートした２交替制については、みんな身体が楽だと言っています。勤務体系の見直しを行うなど、環境改善を進める職場ってすごいと思います。

　働く女性の理想像は、私の母です。母は、今も働いています。独身の頃は、あまり気にしなかったのですが、自分が親になってから母の偉大さを感じています。特に子どもの具合が良くない時など「お母さんも大変だったんだろうな」と考えます。まだまだ母のようにはなれません。
　看護師としては、まず今の仕事をしっかりとこなしていくことを目標にしています。急性期病院のほかにも同じ法人の施設として、療養型の病院や訪問看護ステーションもあります。先輩看護師のなかには、経験を積んで地域に出たいという方もいます。人事考課の際に「どんな看護師になりたいのか」「どんなふうに働きたいのか」などの話もできるので、先輩方のキャリアプランを参考にしながら、スキルを磨いていきたいと思います。（2016年2月取材）