キラリと光るキラっ人さん
キラっ人さん紹介
ここまで続けられたのは、女性事務局長の存在が大きかったと思います
- 添田 めぐみさん(医療法人社団三成会)
- そえためぐみ
- 医療法人社団三成会 事務 副主任
関東にある医療事務の専門学校を卒業後、地元の須賀川市に戻り就職。当初は受付業務を担当していたが半年後、経理担当になり、現在11年目。職場結婚を経て2016年1月に出産。育児休業取得後は、夫や両親の協力を得ながら子育てし職場に復帰する予定。
人の役に立ち、この世からなくならない仕事を
就職するときに、まず考えたのは「人の役に立つ仕事をしたい」ということ。そして「長く続けたい」とも思っていました。そのためには「この世からなくならない仕事がいい」と考えました。人は生きていくなかで、必ず病院にかかわることになります。病院で働けば、誰かの役に立つこともできるのではないかと地元の病院に就職を決めました。最初に配属されたのは受付でした。人と接することが好きなので楽しく仕事をしていたのですが、半年で経理に異動になりました。前任の職員が家庭の事情で急に辞めることになり、簿記の資格をもっていた私に突然声がかかったのです。それから2年くらいは何が何だかわからない状態でした。前例のないことも多く、「経理は私に向いていないんじゃないか」と泣きながら仕事をしていました。
信頼されることで「やりがい」を実感するように
泣いたり怒ったりしながらいつの間にか10年が過ぎて、「そんなこともあったよね」と振り返ることができるようになりました。まさに継続は力なりです。「この仕事分かる?」と上司に聞かれたときに、ぱっと応えることができる存在になれたことに自分でも驚いています。“頭のなかで辞書が開く”というような感覚です。
今では、後輩から相談されるようになったり、経理以外に総務や人事の業務も兼務し、役職を任されるなど「やりがいのある仕事」だと実感しています。ここまで続けられたのは、どんなことも気軽に聞ける事務局長の存在が大きかったと思います。事務局長は常にみんなと同じフロアにいるので、電話応対や関係業者とのやりとりまで全部見ることができます。経理の仕事は、調査が入ったときに誰もがきちんとその道順を説明できなければなりません。「業務の見える化」が大切だということを事務局長が身をもって示しているのだと思います。