キラリと光るキラっ人さん
キラっ人さん紹介
育児休暇を取ることで、かけがえのない時間を家族で共有できました
- 村上 幸久さん (日本精測株式会社)
- むらかみゆきひさ
- コンサル事業部 主任
高校卒業後から公共工事の測量事業に関わり、7年前ほど前に日本精測㈱に転職。あらゆる工事の「スタートライン」とも言える測量にやりがいを感じ、道路や施設が完成した時には達成感を感じているという。共働きの妻と2人の子ども4人家族のお父さん。
帝王切開で出産する妻を支えたくて
7歳ともうすぐ1歳になる子どもがいます。昨年、二人目が生まれるのをきっかけに、5日間の育休を取りました。帝王切開による出産が決まっていたので、出産後の妻をできるだけフォローしたいと思ったのです。男性が育休制度を使えることは分かっていましたが、年度末の忙しい時期と重なっていたので、まずは上司に相談し「5日だったら」と了解をもらうことができました。休みは妻の退院の日から取りました。術後の妻はトイレに行くのも大変そうでしたので、あらゆる場面で文字通り手を貸しながら過ごし、授乳に専念してもらえるようにしました。お兄ちゃんになった上の子はなんでも食べられるので、食事を作ること自体は苦になりませんでした。
これまでも、子育ては楽しくて、子どもと一緒にお風呂に入れる時間に帰宅するようにしたり「できれば子どもとずっと一緒にいたい」と思っていましたが、1日中一緒にいると仕事とは違う疲れがあることも育休を取得したことで実感しました。
保育園に子どもを迎えに行く楽しみ
妻とは共働きで協力しながら子育てしてきました。「育休を取ってくれて本当に助かった」と言われたことは夫として純粋にうれしかったですし、なにより貴重な経験だったので、職場の男性にも育休を取った方がいいよとアピールしていくつもりです。大げさかもしれませんが、世界観がガラリと変わりました。成長過程の子どもの「その時」は一瞬しかありません。かけがえのない時間を家族で共有できる幸せを、みんなにも実感してもらいたいと思います。
妻が1年間の育休から復帰したら、下の子を当社の事業所内保育施設に預けることになっています。もちろん、送迎の担当は私です。以前は上の子も預けていたのですが、お迎えに行った時に子どもの表情がパッと明るくなるのを見るとうれしくて、仕事の励みにもなっていました。
家族の笑顔があるから仕事もがんばれる
家族が笑顔でいてくれることが自分にとっての幸せです。自分が幸せだと自然とお客様にも笑顔で接することができ、仕事がはかどります。笑顔でいるために大事なのは「思いやり」です。忙しくても、妻や子どもがなにをしてほしいのかを察して動く。洗い物や洗濯、お風呂洗いなど、できることを見つけて言われる前に動くことで気持ちよく過ごせることはたくさんあります。
これは職場でも同じで、お客さんや職場の人の気持ちを上手く察することができれば、コミュニケーションがスムーズになりますし、その積み重ねでより完成度の高い仕事ができるような気がします。おもしろいほどに、子育てと仕事には共通点があり、切り離せないものだと思います。(2018年2月取材)