キラリと光るキラっ人さん
キラっ人さん紹介
地質調査・土木設計関係の仕事は男女不問 技術者同士、最高の仕事をしていこうという空気が好き
- 丸山 優さん(株式会社地質基礎)
- まるやまゆう
- 株式会社地質基礎 調査部調査課
人の役に立つ構造物に携わる仕事をしたいと地質調査・土木設計関係の企業に再就職。建設重機の絵本を喜々としてめくる息子に目を細めながら仕事と子育てを両立させるアクティブな土木女子。
義父が再就職を勧めてくれました
フルタイムで働いています
面接時に、「無理な場合は考えるから」というお話があったので、「ならば」という感じで働きはじめることができました。皆さんのおかげで残業しないで退社させてもらっていることもあり、仕事も子育ても両立できています。しかも、うちの子はとても元気で、今のところ保育園からの緊急連絡もなく過ごしています。
夫は水曜日の“ノー残業デー”の時は保育園に迎えに行ってくれたり、私がどうしても土曜日に現場に出なければならない時も子どもを見てくれるなど協力してくれます。忙しい中でも、私も夫も土木関係の仕事をしていることが分かるようになってきた息子が、バックホーや建設重機の絵本を喜々としてめくる様子を見ていると、『明日もがんばろう』と思います。
女性技術者として話すたび小学生女子に期待
仕事は、毎日楽しいです。女性社員が10人いて、そのうち3人が子育て真っ最中。うちの子よりも大きなお子さんをお持ちなので、みなさんの子育てが参考になります。独身時代は、仕事の時間も休みの時間も丸々自分の時間でしたが、今は子ども中心になり、いつも時計を見ながら暮らしています。これを同僚女子に話すと、みんな同じ状況だと分かったのでちょっと気持ちが軽くなりました(笑)。時間を気にしないで暮らせるようになるまで頑張ります。
今年(2016年)は行けなかったのですが、当社では小学生向けの出前講座を行っています。小学5・6年生の理科の授業で、「大地のつくりと変化」をテーマに地層の土や発掘された化石から、大地がどのように変化してきたのかなどを教えるのですが、分かりやすいように写真を使いながら、自分たちが住んでいる身近ないわき市の地質や地形を説明しています。こうした活動が、「小学生女子にとって将来、仕事の選択の幅を広げることに繋がっていくといいなあ」と期待しています。
直近の目標は地質調査技士の資格取得
土木関係の仕事は、自分が携わったものが形となって見えます。それが私のやりがいになっています。技術者が集まって最高の仕事をしていこうという職場の空気が好きで、そこには女性とか男性とかは関係ありません。強い気持ちがあれば、どんどんキャリアを積んで行けるので、ぜひ若い人に飛び込んできてほしいと思います。私の目下の目標は、地質調査技士の資格取得です。仕事の幅を広げるためにも準備をして臨みたいと思っています。(2016年2月取材)