夫と３人の子ども、私の両親と暮らしています。ずっと専業主婦だったのですが、子どもたちの将来の教育費なども考えて働きたいと思うようになりました。平成24年、3人の子ども達が保育所に入所したことを機に知人の紹介で入社しました。保育所の送迎をする必要もあり、地元で職を探していたのでうれしい限りでした。
　仕事は、主に電話対応、社員の勤怠管理、社会保険の手続きなどをしています。人手が足りない時は、同一経営のガソリンスタンドにも出向きます。まだまだ覚えなければならないことがたくさんありますが、仕事をしている時は、一人の人間として自分がやらなければならないことに集中できるので毎日充実しています。今、自分に課しているのは、分からないことをそのままにしないこと。正確な仕事を心がけています。

　職場では、短時間勤務制度を利用して午前９時から午後４時まで働いています。小学２年生と１年生の男の子、保育所に通う４歳になる女の子の子育て中なので、無理なく働ける環境がありがたいです。子どもの病気、学校行事の時も勤務時間の短縮や休暇により、子育て優先にさせてもらえます。休みを取りやすい環境です。また、悩みも女性の上司が子育てしながら働き続けてきた経験をもとに、親身になって聞いてくださいます。力強いアドバイスに勇気百倍です。

　調理師の専門学校で出会った夫は、とても協力的です。両親には、私たちが出来ないところをお願いするようにしています。夫は、平日の朝も子どもの着替えや家事を協力してくれます。休日は、夫が子どもたちの遊び相手になってくれている間、私が一人になれるので、その時に好きな料理を作ったりパンを焼いたりしてリフレッシュしています。会社と家族の理解と協力のもと仕事を続けられていることに、日々感謝しています。「ママ、いつもがんばっているね」と子どもたちに言われると、私のことをちゃんと見てくれているんだなと思い胸が熱くなります。

　目標は、資格取得です。職場で活かせる資格を持っていないので、少しずつ勉強して経理や土木関係の資格を取得してスキルアップしていきたいと思っています。「気持ちがあればどんどん挑戦していける会社だからね」という上司の言葉にも背中を押されています。まだ漠然としているのですが、皆さんに支えていただいた分、私も新しく入社される方や若い子育て世代の社員の役に立てるようになりたいとも思っています。私にとっては、やはり家族あっての仕事なので、家庭が円満で日々元気に過ごせるよう私自身も健康で元気に生活していきたいと思っています。（2016年3月取材）