都内で2歳の男の子を妻と育てている料理家の本田よう一です。
2歳も後半になってくると、いろんなことに興味を持つようになった息子。
危険もありますが、キッチンにまずは一緒に入ってみようと。可能ならエプロンをつけさせて、気持ちを作ります。息子の気持ちというよりは、僕の気持ちではあるんですが・・。
子供には興味をもったことをできるだけやってもらいます。包丁や火を使うのは危ないけれど、探すとできることが結構あります。「どんな形になってもいいように」を前提にして、親の中での成功や失敗の線引きを子供に与えないようにしましょう。僕も「あっ、それは違う」って思うこともあるけど、「こうじゃなくて」、「こうして」があるとそれに引っ張られてしまうので、子供に任せる。親は完全に補助として役割を果たすように。
「台所でお手伝い 2歳児」編です。
まずは手洗いをしっかりするところから調理スタートです。
1.切る。
食べる用のナイフで、バナナなどのやわらかいものを切ってもらう。
2.ちぎる。
サラダ菜、レタスなどの葉物野菜をちぎってもらう。海苔もちぎってもらいます。
3.たたく。
きゅうりなど少し硬さがあるものをスプーンなどで叩きます。きれいに叩く必要はないので、ビニール袋にいれて、とんとんとしてもらいます。
4.割る。
たまごを割る。ボールを用意して、割ってもらう。もちろん、力が入りすぎて、つぶしたりしますが、それも手の感覚を養うために必要と考えて、手を洗う行為もワンセットに。
卵を割ったら、フォークを使って、混ぜてもらいます。
5.ボタンを押してもらう。
レンジのボタンをセットしておいて、押してもらう。連打されるとぜんぜん進まないですが、それも一興だなーと思えるくらいのゆとりがある時がおすすめです。
6.サラダスピナーを回す。
サラダをちぎったあとは、スピナーで回してもらいます。息子はこれがだいぶ好きで、だまっているとずっとやり続けます。
7.すりおろす。
柔らかいもの、トマトなどをすりおろしてもらいます。ケガのおそれもあるので、注意しながら見守ります。
8.盛り付ける。
息子が食べるお皿に盛り付けてもらう。それが終われば、僕らが食べるお皿も用意しておいて、盛り付けてもらいます。
9.テーブルを台ふきんで拭いてもらう。
見本を見せるも、これはなかなかやってくれないのですが、ここまでできると僕は嬉しい。
と、このくらいを今、やってもらっています。料理が少しでも身近になればという思いもあり、一緒にやれると楽しいです。それは料理だけじゃなく、掃除でも、ほかの家事でも。
楽しんでやれていれば、僕はそれでOKだし、最初の方にも書きましたが、任せたら、味のこと、段取りのことなどは一回切り離して、飽きるくらいまで思いっきりやらせます。
切り上げ方もまだまだ難しいですが、できるだけ次から次に提案して興味があればやってもらい、ダメなら、「父さんがやっていい?」と聞いて、進める。
となると、一番大事なのは、余裕があること。
僕は平日にワンオペでできるとこまでやったりしますが、まずはお母さんを入れて3人で、土日のお昼の心にゆとりのある時間にやってみましょう。
一緒に作ろうが、何をしようが、食べないときは食べないんですけどね!笑。息子には少しずつ、ケガなく、元気に育ってもらいたいです。できれば、ごはんはそこそこ食べて欲しいです。
息子の日々のごはんは僕のTwitterやnote(ゆるめのレシピつき)に日々更新しているので、よかったら、併せてご覧下さい。
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一緒にキッチンにはいってみよう。
2020.09.23
執筆者本田よう一