コラムを読んでいただきありがとうございます。
都内で妻と共働きをしながら2歳児の息子の育児をしている、37歳の料理家本田よう一です。
みなさんは、床掃除をしていますか?床掃除もやり方がいろいろあります。
①クイックルワイパーのようなもので全体をさっと拭く。
②雑巾をしぼって、手でしっかり拭く。
③洗剤をつけて、手でしっかり拭いて、さらに乾拭きをする。
④床掃除の前に掃除機をかけて、天球の傘を掃除して、エアコンの上のほこりを落とす。
⑤もっとやるなら、ラグも動かす。床に置いてあるものを動かす。
床掃除をするというひとつをとっても、目指すところが違うとやり方も仕上がりも違ってきます。
家族3人で掃除をする時もあれば、僕が一人でやる時も、息子に道具を持ってもらって一緒にやる時もあります。家族と一緒に掃除をするとすぐに終わるし、共有できることも増えるけれど、お休みの日に掃除をみんなでするのはちょっともったいない気がします。この掃除をしたい気持ちって、家族によっても当然違います。家にいる時間も違うし、気になることも違います。これらの違いを埋めるのは難しいです。でも、どこかで折り合いをつけることはできると思います。
その場合、床掃除に興味がある方がない方に合わせるか、そんなに床掃除しなくてもいい方が、興味のある方に合わせる。我が家は今のところ、僕の方が興味があるので、積極的に掃除をしています。実際に掃除をすると、素足で歩いても気持ちがいいし、息子がつけた麦茶のシミ(なぜ、そこにある!?ってことも)もきれいになると空気がさっぱりしたような気持ちになります。
「妻にもやって欲しい。」
・・・という気持ちはゼロではないけど、かなりゼロに近いです。ここで大事なことは掃除をする方が納得している状態でいることだと思います。実際、僕がそうです。妻も働いていて、僕は家にいる時間が長いので、気になる時間も長いです。平日に掃除が行き届いていれば、休日に妻はゆっくり休むことができ、子供とものんびり過ごすことができます。家事をメインでする方に不満ができるだけないように、時折、話ながら進めていくことが今は一番僕らにとって良いことだなと思います。
理想はあるけど、完璧は求めすぎない。自分も苦しくなるし、一緒に暮らす相手も苦しくなる。しんどい時は少し離れる。それが家事でも。どうなるといいかなってことはずっと考えていたいと思います。
床掃除ひとつ
2020.07.01
執筆者本田よう一