キラリと光るキラっ人さん

キラっ人さん紹介

いつの日か、成長した子どもたちから「働くお母さんかっこいい!」 と言われるようなキャリアを積み重ねたい !

  • 粠田 麗さん(東京海上日動火災保険株式会社)
  • すくもだれい
  • 東京海上日動火災保険株式会社 郡山支社 副主任

「お客様や保険代理店から『ありがとう』と声をかけられることが、なによりも仕事のやりがいになっている」と話す。「半日休暇」や「勤務時間自由選択制度(マイセレクト)」等をうまく組み合せながら、仕事と子育てのバランスをとっている。

キラっ人さんの
企業ページを見る

子どもの通院にも使える「マイセレクト」制度

 3歳の娘と1歳の息子を幼稚園と保育園に預けて働いています。私の仕事は、パートナーである代理店さんの事務的な支援です。当社では子どもが1歳になるまで育児休暇を取得できるのですが、長女の時は6ヵ月、長男の時は3ヵ月で復帰し、9時から17時の定時勤務を続けています。同僚が配慮してくれることで今は定時に帰宅できるので、「短時間勤務制度」は利用していません。そのかわりによく使っているのが、勤務時間自由選択制度「マイセレクト」です。これは、事前に上司に申請することで、始業時間・終業時間をスライドできるもので、子どもの通院がある時などに便利です。この制度は、子育て中の社員だけではなく、社員本人が通院するときにもよく使われています。

「ワーク・ライフ・バランス」は長いスパンで

 両親が同じ市内に住んでいますが、まだ現役で働いていますので、頼れるのは「いざという時」に限ります。退勤後は2カ所に子どもたちを迎えに行き、帰宅後は戦争のような慌ただしい毎日です。当社はスキルアップのための研修制度が充実していますが、仕事と子育てに精一杯のため、まだ自分のキャリアイメージを描くことができずにいました。そんな時に、上司から「こんな研修があるけどどう?」と進められたのが、「キャリアプラン研修」でした。会社で一定期間働いて今後のキャリアを考える段階の女性を対象にした研修です。その研修の場で、子育てをしながら長く働いてきたリーダー職の方とたくさん話をすることができました。私が正直に「キャリアビジョンが描けない」と伝えると、「それが当たり前よ」という言葉が返ってきました。「子育てを優先したいのが当然。キャリアプランはもっと長い人生のスパンで考えてほしい」と。さらに、「子どもが成長した先のことも考えて、ワーク・ライフ・バランスを考えていかなければならないんだよ」と言われて、もやもやしていた胸のつかえがスッとしたのを覚えています。

後輩に心から「任せて!」と言える環境に感謝

 今のところ、子どもたちは「自分の母親は働いているのが当たり前」と受け止めているようです。それでも、休みの日には「今日は家にいるの?やったあ」と無邪気に喜ぶので、寂しい想いをさせているのかなと思うこともあります。その気持ちは私も働く母の子どもでしたので分かりますが、ある程度大きくなってからは、働く母が輝いて見えたのも事実です。子どもたちが成長した時に、「お母さんかっこいい」と思ってもらえるようにキャリアを重ねていくのが目標です。
 だからこそ子育てと仕事が両立できる会社の制度はとてもありがたいですし、同僚にも助けられていると実感しています。二人目の産休を取得する際には「申し訳ない」という気持ちが大きくて、後輩に「迷惑をかけてごめんね」と伝えました。すると「今回は粠田(すくもだ)さんの番ですから、いいんです。私が出産する時には、よろしくお願いしますね」と気持ちよく送り出してくれました。その言葉で、安心して出産に臨むことができましたし、その言葉で今度、後輩が出産する時には、心から「任せて!」と送り出すことができるようになると思います。(2016年7月取材)

>> 一覧に戻る

キラっ人さんを応援している企業のご紹介
キラっ人さんがいる企業とは
どんな企業なのか、気になります。
福島で頑張る
キラっ人さん紹介
どうしてキラっ人さんがキラキラしているのか分かるかもしれません。

pagetop